野鳥の生活 森に棲む鳥

野鳥の生活

中学と高校の生徒さんと先生を対象にしたMORGEN(モルゲン)という月間新聞に2018年から2021年の3年間にわたり連載された計31種類の森に棲む鳥に関するエッセイをまとめたものです。

取れ上げられた鳥は、いずれも筆者自身または学生たちと一緒に野外で研究した鳥で、その研究成果が紹介されています。

2021年度安藤忠雄文化財団賞 受賞
2021年度公益財団法人 日本鳥類保護連盟常陸宮総裁賞 受賞

著者中村 浩志
発売日2021年10月10日
出版社株式会社 遊行社
サイズ40 x 30 x 15 cm、224ページ
ISBN-104902443597
ISBN-13978-4902443592
通販サイトAMAZON 

ライチョウを絶滅から守る!

ライチョウとはどんな鳥で、どんな歴史を歩んできたのでしょうか。また、日本人とはどんなかかわりを持ってきた鳥なのでしょうか。最近になって、ニホンジカ、ニホンザルなどが高山帯に侵入するようになったのはなぜでしょうか。また、それには私たちがどうかかわっているのでしょうか。ライチョウが絶滅しないために、今私たちにできることは、何でしょうか。私の長年にわたるライチョウとのかかわりから見えてきたこれらの疑問に、これからこの本の中で1つずつ答えていきたいと思います。(本書の「はじめに」より)

著者中村 浩志・小林 篤
発売日2018年9月5日
出版社しなのき書房
サイズ21 x 14.8 x 2.5 cm、276ページ
ISBN-104903002586
ISBN-13978-4903002583
通販サイトAMAZON 

カッコウの托卵

カッコウの托卵

著者のニック・デイビスはイギリスのケンブリッジ大学の教授で、30年以上にわたりカッコウの托卵研究をされた方です。本書は、彼が長年の研究成果を一般向けに解りやすく解説した本で、中村らにより日本語に翻訳された訳本です。

 子育てという大変な仕事を他の鳥にさせるというカッコウの托卵は、自然界におけるずる賢さの極みです。このような繁殖の仕方がどのように進化しえたのであろうか?相手をだまし托卵を成功させようとするカッコウと、それを見破り托卵を回避しようとする鳥との長い時間をかけた攻防戦により進化したものです。そのことを、著者は同僚と共に観察と野外実験により実証しました。自然選択を通して行動が進化する仕組みを見事なまでに実証的に示した名著です。

著者ニック・デイヴィス (著), 中村 浩志 (翻訳), 永山 淳子 (翻訳)
発売日2016年4月15日
出版社地人書館
サイズ276ページ
ISBN-104805208996
ISBN-13978-4805208991
通販サイトAMAZON 

二万年の奇跡を生きた鳥 ライチョウ

日本の自然と日本人の暮らしが守り育てて来た奇跡の鳥への熱きメッセージ

人を恐れないと言う行動も、日本のライチョウに特有のものであることがわかりました。世界の他のライチョウと決定的に異なるこの行動は、古来、日本人が培ってきた日本文化と密接に関係するものでした。つまり、日本のライチョウの生態や行動には、日本の高山環境のみならず、かつての日本人の生き方までもが、深く影響していたのです。(本書、「はじめに」より)。

著者中村 浩志
発売日2013年8月2日
出版社農山漁村文化協会
サイズ18.8 x 13.4 x 2.0 cm、255ページ
ISBN-104540121189
ISBN-13978-4540121180
通販サイトAMAZON 

歩こう神秘の森 戸隠

信州を代表する人気の「パワースポット」そこは豊かな自然が大切に守られてきました。野鳥や植物、動物たちの楽園なのです。歴史も、地史も、信仰も、戸隠のすべてを紹介する1冊。

著者中村 浩志
発売日2011年5月1日
出版社信濃毎日新聞社
サイズ143ページ
ISBN-10478407161X
ISBN-13978-4784071616
通販サイトAMAZON 

雷鳥が語りかけるもの

日本のライチョウは、なぜ人を恐れないのか。その答えの重要性に気づいた著者は、20年ぶりに高山を訪れ、調査を再開した。だが、著者がそこで見たものとは…。ライチョウに迫る様々な危険を照らし出し、現代日本人の生き方を、鋭く問い直す。(本書 表紙の帯より)

120著者中村 浩志
発売日2006年8月1日
出版社山と渓谷社
サイズ190ページ
ISBN-104635230066
ISBN-13978-4635230063
通販サイトAMAZON 

甦れ、ブッポウソウ

日本には、こんなにきれいな鳥がいた!千年にわたり霊鳥とされながら、日本で絶滅しかけているブッポウソウ。その謎に満ちた生態を、丹念なフィールドワークで解き明かす。日本の森にブッポウソウ復活を願う熱きメッセージ。

2005年 第51回青少年読書感想文全国コンクールの課題図書に選定

著者中村 浩志
発売日2004年5月13日
出版社山と渓谷社
サイズ18.8 x 13.0 x 1.8 cm、199ページ
ISBN-104635230007
ISBN-13978-4635230001

カケスの森

どんぐりの森は、私たちにとって最も身近な森です。その森の隠れた主役がカケスです。

実は、この森が生まれ、いつまでもつついていくのに、このカケスが深くかかわっていたのです。

カケスの観察から見えてきた、私たち人間、カケス、どんぐりの木の3者は、互いに持ちつ持たれつの思いがけなかった関係でつながっていることを紹介します。(本書、「はじめに」より抜粋)

著者中村 浩志
発売日1998年2月1日
出版社フレーベル館
サイズ50ページ
ISBN-104577018497
ISBN-13978-4577018491

千曲川の自然

本州中部の甲武信ケ岳に流れを発し、豊かな大地の中をとうとうと流れ下り、日本海に注ぐ信濃川。この日本一長い大河の上流部に当たるのが千曲川です。

佐久、上田、長野、飯山と次々に連なる盆地を流れ、四季折々に表情を変える千曲川。過去から現在まで、絶えることなく流れ続けてきたこの川は、上流から土砂を運び、肥沃な土地をつくりだし、流域に住む人々に豊かな川の恵みをもたらしてきました。

この川の流域には、現在多くの人々が生活しています。千曲川は、これらの人々の生活の舞台をつくりだすとともに、長い歴史を通し、豊かな文化をもはぐくんできました。この川は、そこに住む人々にとっては、まさにふるさとの原風景をなす母なる大河なのです。

著者中村 浩志
発売日1993年3月1日
出版社信濃毎日新聞社
サイズ216ページ
ISBN-104784098356
ISBN-13978-4784098354

軽井沢の自然

軽井沢は、明治以来避暑地として発展してきた地域です。また、浅間山の天明大噴火(1783年)以来、200年間にわたる自然の遷移の様子を至る所に見ることのできる地域でもあります。

この地域に現在みられる様々な環境に生育する植物とその移り変わり、それらの環境に生息する動物について、わかりやすく解説した本です。

著者中村 浩志
発売日1992年6月1日
出版社信濃毎日新聞社
サイズ21cm、270ページ
ISBN-104784092099

戸隠の自然

戸隠は、野鳥と植物の宝庫として知られています。本書は、信州大学教育学部の生態研究室で毎年5月に行われていた一泊二日の戸隠探鳥会で使われていたテキストを基に、会の40周年を記念して一般向けに出版されたものです。

戸隠で観察される鳥の他に、植物、昆虫、両生・爬虫類、哺乳類についても解説されているだけでなく、戸隠の歴史と文化をも含め、自然をトータルにとらえて紹介されています。

著者中村 浩志
発売日1991年5月1日
出版社信濃毎日新聞社
サイズ21cm、288ページ
ISBN-104784091157