今年最初のライチョウ調査を乗鞍岳で実施
2023年4月19日~21日、今年最初のライチョウ調査を乗鞍岳で実施しました。
同行したのは信大山岳会の学生さん3名と環境省信越事務所の上山さんです(写真1・2)。
3日間とも天気が良く(写真3・4)、新雪の後でしたが、まだ山のほとんどは残雪に覆われ、雪解けが進んだ風衝地を中心に合計25羽ほどのライチョウを観察できました。
個体ごとの足環の色の組合せの確認をし、標識のない個体は捕獲して足環を装着して放鳥しました。
多くの雄は、冬羽から繁殖羽への換羽が始まっていましたが(写真5)雌の場合にはまだほとんど冬羽の状態の個体も多く見られました(写真6・7)。
雄のなわばり行動が始まっていて、すでにつがいになっている個体も多く見られましたが、まだ独身の雌と雄も見られ(動画1)、時期的にはつがい形成期の後半にあたりました。