2023年のケージ保護が本格的に始まりました

4家族を収容し、ケージ保護が本格的に始まりました

6月29日に飛来雌の家族をケージに収容した後、7月2日に1家族、3日に2家族を収容し、4ケージに4家族の予定通り収容しました(写真1・2)。

写真1 頂上山荘裏に設置された3つのケージ
写真2 天狗荘近くに設置されたケージ
写真2 天狗荘近くに設置されたケージ

現在ケージ保護中の個体は、雌親4羽と雛21羽です。7月7日現在21羽の雛は順調に育っています。

伊那前岳で7月1日に孵化した家族は、翌2日朝に巣立ちましたが、ケージ設置場所まで2㎞と遠いため、その日の夜は小型ケージに収容し一晩泊めた後(写真3)

写真3 夕方に小型ケージの収容した家族

翌3日にケージごと担いで運び(写真4)、昼には大型ケージに無事収容できました。

写真4 家族を入れた小型ケージを運搬
写真4 家族を入れた小型ケージを運搬

7月3日から飛来雌の家族をケージから出し、日中は外で自由に生活させ、夕方にはケージに収容する散歩を開始しました(写真5・6)。

写真5 ケージから散歩に出る家族
写真5 ケージから散歩に出る家族
写真6 散歩中の家族を見守る
写真6 散歩中の家族を見守る

現在、10名ほどのメンバーで毎日4家族の世話にあたっています(写真7)。

写真7 ライチョウの家族の世話をするスタッフ
ケージ保護は、雛が飛べるようになり、自分で体温維持が可能となる孵化から一か月後の7月30日まで続けられ、その後放鳥する予定です。